世界初の独自製法「VMC法」で合成されたアドマテックス製品は、本当に綺麗な真球状(寸分の狂いもない完全な球体)の粒子です。その合成技術を軸に、ナノサイズからマイクロサイズの製品ラインナップに成功し、さらに高度な表面処理技術・分散技術・分級技術を実現したことで、スマートフォンやパソコンの高機能化に必要不可欠なキーマテリアルとなりました。
昨今話題となっている5Gやその先の6Gを見据えるとアドマテックス製品の需要はさらに拡大するでしょうし、半導体デバイスの小型化や軽量化へのニーズが増えることで、当社の技術への注目度はさらに高まると予想しています。
- 開発部
部長
- N.T
- 1998年入社
名古屋工業大学で応用化学を学び、アドマテックスに入社。開発部と製造部でさまざまなプロジェクトを成功に導く。現在は開発部と先行開発プロジェクト室の約60名のスタッフを統括し、主力商品「アドマファイン」のさらなる革新と次世代の材料開発に注力する。
注目が集まるアドマテックスの技術力。
多彩な切り口から次世代の材料開発に挑戦中。
2019年に新設した「先行開発プロジェクト室」では、これまで主力としてきた実装材(半導体まわりに使われる封止材・接合材・基板材・放熱材など)以外の研究開発に注力し、新たな可能性を探っています。
ちょうど今、実現に向けて動いているのが「歯科向け材料」への適用です。樹脂の中にアドマテックスの球状シリカを加えることで、歯に必要な強度、透明感、自然な白さを実現することができます。
この歯科向け材料以外にも、先行開発プロジェクト室のメンバーそれぞれが独自のテーマを持ち、次世代の材料開発にチャレンジしています。
私たちが挑む、研究開発の先にあるもの。
研究開発において私たちが重視しているのが「お客様の声をしっかりと聞く」ことです。尖った技術の追求で付加価値の高い製品を生み出すことも大切ですが、長い目で見ると「社会の発展に貢献するために自分たちは何ができるのか?」を考えるほうが意味があります。そのためにお客様の声を聞き、お客様が困った時にアドマテックスのことを最初に思い出してくれるような開発を心がけています。
また、アドマテックスには自身が開発したモノの量産にも携わり、さらに自分で売るという文化があります。若手の頃からお客様とのコミュニケーションを経験することで、より実践的な開発が行えます。
2021年には、これまでの数倍の規模を誇る開発の新拠点も整備できました。新たな設備も積極的に導入し、新しい技術を製品としていかに表現するかにこだわりながら開発を進めていきます。